会長挨拶
 
白土正治 岩手県人連合会
会長代行 白土正治

新年の挨拶

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 平素は本会の活動に対し、ご支援ご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。
 思い起こせば、クルーズ船内で発生した新型コロナウイルス感染症の集団感染の始まりは、2020年(令和2年)2月2日開催の岩手県人連合会「新春の懇親会」、翌日のことでありました。
 以降、事態は深刻度を増し、国内では緊急事態宣言が発令されるなど、未だかつてない窮屈な日常生活を強いられ、心身を疲弊する日々が続いております。
 首都圏のみならず、故郷の感染者の状況にも注視する日々が続いておりますが、ワクチン接種が進むことで、新たな希望が見え始めていると感じております。
 さて、昨年4月、会長代行に就任いたしました。
状況の許す範囲で役員・部長クラスの活動を継続中ですが、先ず連合会運営に関する業務改革に着手しました。会則・内規の見直しです。部会再編(6部会⇒4部会)、役員・名誉会員選任方法の見直し、会務運営に関する新規内規制定など今後の運営充実に繋がる方向で成案化を目指しています。具体的には、今春に開催予定の幹事会にて審議承認頂く予定で準備を進めております。是非ご理解・ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
 また、今年は、皆が一堂に会する「岩手県人の集い」、健康増進と交流を目的に開催している「ゴルフ大会」、2001年から取り組んでいる日本赤十字献血奉仕活動(春・秋)の開催実現に向け、感染症の状況を勘案しながら準備を進めてまいります。
 このたび、県人連合会の会章の「胸章」を作製いたしました。ご承知のとおり、この会章は二戸市出身の国際的グラフィックデザイナー福田繁雄氏にデザインいただいたものです。会員各位におかれましては、故郷への思いと会の結束を胸に、本会の催し等で着用いただければ幸いです。ご購入(1個300円)を希望される方は、事務局又は所属団体長までお申し出ください。
 東日本大震災から11年を迎えようとしております。
 岩手県は昨年2月17日に新たに条例を制定し、毎年3月11日を「東日本大震災津波を語り継ぐ日」と定めました。
 亡くなられた多くの尊い命に追悼の意を表し、教訓を伝承するとともに、新たに得られた多くの絆を大切にし、一人ひとりの大切な人に想いを寄せ、ふるさと岩手を築いていくことを誓ったものです。
 県人連合会は、この想いを共有し、ふるさと岩手に共鳴した活動をこれからも継続してまいりましょう。
 1975年(昭和50年)に発足した岩手県人連合会は、2025年に半世紀の大きな節目を迎えます。
 今日まで多くの先輩各位が続けてこられた活動は、多用のなかにあって御心を注がれてきたものでありました。小生もその精神を見習い、会の発展に微力ながら尽力してまいります。
 皆様のご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 末筆ながら、皆様のご健勝と素晴らしき1年になるようご祈念申し上げ新年の挨拶といたします。

岩手県人連合会
会長代行 白土 正治
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